危険物取扱者乙種4類試験

危険物乙4を取得したい方必見!
危険物取扱者乙種4類の
試験対策を徹底解説!

「職場で取得するように言われた」「キャリアアップに役立てたい」「就職に必要」など、危険物取扱者乙種4類の取得を考えている方は多いでしょう。危険物乙4は比較的取得しやすいと言われている資格です。しかし、「簡単にとれるだろう」と安易に構えていると、不合格となって受験費用や時間を無駄にしてしまうことになります。そこで、この記事では、危険物乙4を取得するために知っておくべき知識や資格取得対策について解説しましょう。

この記事を読むことで、危険物乙4を取得するために必要な情報や試験対策について知ることができます。

01. 01. 危険物取扱者とは
どんな資格?

危険物取扱者は、消防法によって定められた危険物を取り扱うために必要な資格です。危険物乙4について正しく理解するためにも、まずは危険物取扱者全般についての知識を身につけておきましょう。

危険物取扱者の歴史

現在の『危険物取扱者』が定められたのは1971年です。6月1日の消防法改正に伴い、それ以前まで存在していた『危険物取扱主任者』という資格が『危険物取扱者』と『危険物保安監督者』という2つの役割に分けられました。これによって、資格名が『危険物取扱者』となり、資格取得者に対して各事業所で『危険物保安監督者』を選任する形となったのです。1988年には、受験資格から実務経験が削除され、その代わりに危険物保安監督者の選任要件に実務経験が追加されました。

危険物取扱者にはどんな種類がある?

危険物取扱者の資格は、大きく『甲種』『乙種』『丙種』の3種類に分類されます。それぞれどのような違いがあるのかを見ていきましょう。

丙種

丙種は、ガソリン・灯油・軽油・重油などを扱うために必要な資格です。危険物取扱者資格の中でも、最も難易度の低い資格と言えます。フルサービスのガソリンスタンドで働く場合やタンクローリーの運転手をする際に必要な資格です。取り扱いの範囲はあくまで自分のみで、第三者が扱う際の監督はできません。そのため、セルフサービスのガソリンスタンドでは役に立ちません。危険物取扱者資格の中でも、最も難易度の低い資格です。

乙種

乙種は、1類から6類に分類され、それぞれが対応する危険物を扱うことのできる資格です。また、6か月以上の実務経験を積むことで、危険物保安監督者の選任を受けることができます。化学工場や石油メーカーなど、幅広い分野で需要のある資格です。特に、4類は扱っている業種・業界が多く、乙種の中でも人気の資格となっています。

甲種

甲種は、乙種の1類から6類すべての危険物を取り扱うことのできる資格です。取得することで、医薬品製造や化学製品製造といった分野の就職で有利となります。危険物取扱者の最上位資格となり、多くの職場で即戦力として活躍できるでしょう。ただし、丙種・乙類と異なり受験資格が定められているため、誰でも受験できるわけではありません。

危険物取扱者の職務

危険物取扱者の職務内容は、その名の通り危険物を取り扱うことです。保持している資格の種類によって扱うことのできる危険物が異なり、資格で定められた種類の危険物を取り扱うことになります。代表的な例をあげると、ガソリンスタンドでの給油作業やタンクローリーなどによる石油運搬、化学工場・石油関連施設での保安監督・定期点検などです。

危険物保安監督者の選任義務

一定の危険物の製造・取り扱いを行っている事業所には、危険物保安監督者の選任が義務付けられています。法令によって選任が義務づけられているのは以下の施設です。

  • 製造所
  • 屋外タンク貯蔵所
  • 給油取扱所
  • 移送取扱所

危険物保安監督者になるためには、危険物取扱者として6か月以上の実務経験を積む必要があります。ただし、乙種の場合、保安監督の範囲は資格を取得した類の危険物に限られませす。また、丙種の資格しかない場合には、危険物保安監督者になることはできません。

02. 02. 一番人気の危険物取扱者
乙種4類とは?

危険物取扱者乙種4類は通称『危険物乙4』と呼ばれ、危険物取扱者の中でも特に人気の高い資格です。ここでは、その人気の秘密に迫っていきたいと思います。

就職・転職に有利!

危険物乙4に人気がある理由として、就職先の多さがあげられます。乙種4類の危険物は、ガソリン・灯油・重油・軽油(ディーゼル)・エチルアルコールなどです。これらの危険物を扱っている事業所は非常に多く、乙種4類を取得することで、就ける仕事の幅が大きく広がります。代表的な就職先をいくつか紹介しましょう。

  • ガソリンスタンド
  • 自動車整備工場
  • ビルメンテナンス
  • 危険物を扱う工場
  • タンクローリーの運転手
  • 印刷業界

実際、危険物乙4を対象とした求人は危険物取扱者の中でも最も多く、上位資格である甲種を取得してもそれほど求人が増えないというのが現状です。職種によっては、就職後に資格取得をすすめられることもあります。

資格手当が支給されることも

多くの企業が危険物乙4の資格取得者に対して資格手当を支給しています。危険物は扱い方を一歩間違えれば大きな事故につながる恐れもあり、危険物取扱者の責任は重大です。支給金額は職種や企業によって異なりますが、中には資格を取得していることで月給が3万円以上も変わってくる場合もあります。

昇進・昇格に役立つ

危険物乙4を取得することで、昇進・昇格につながる可能性もあります。危険物乙4の資格取得者は、扱うことのできる業務の幅が広く、企業からも重宝されるはずです。早い段階で資格を取得することで企業からの信頼性が高まり、昇進・昇格が期待できるでしょう。

03. 03. 危険物乙4の
合格率はどのくらい?

危険物乙4の合格率は約33%で、乙種の中で最も低い数字となっています。しかし、これは、多くの人が最初に乙4を取得してから他の類を受験しているからです。つまり、乙4合格レベルの知識を持った上で受験しているために他の類の合格率が高くなっており、決して乙4だけが極端に難しいというわけではありません。要点を押さえて勉強することで、まったくの初心者でも十分に合格できるでしょう。

04. 04. 危険物乙4に
合格するための試験対策

それでは、危険物乙4に合格するためにはどのように勉強を進めていけばいいのでしょうか? 効率的な勉強方法や試験対策について解説します。

合格に必要な勉強時間はどのくらい?

危険物乙4に合格するために必要な時間はどのくらいでしょうか? まったくの初心者の場合、1日に2~3時間の勉強時間で1か月程度というのが一般的です。高校時代に化学を勉強した方であれば、1週間から2週間程度の勉強でも合格できるでしょう。しかし、合格するために重要なことは、「何時間勉強したか?」よりも「必要な知識をどれだけ身につけたか?」です。勉強時間を気にするよりも、いかに効率良く勉強をするかを考えるべきでしょう。

いきなりテキストを読んではいけない

試験勉強に取りかかるとき、いきなりテキストを読んではいけません。なぜなら、最初からテキストを読むと途中で集中力がなくなったり眠くなったりしてしまうからです。これでは、いくら勉強をしても全然内容が頭に入りません。一方、人間は何かを問いかけられると、答えを返そうとして無意識のうちに思考力が高まります。こうした仕組みを利用することで、効率よく知識を吸収できるのです。まずは問題集を解き、わからない部分のみを参考書やテキストで確認するようにしましょう。

過去問を中心に勉強する

確実に合格するためにも、過去問中心に学習することをオススメします。これは、試験に出る問題の多くは過去問と同じ内容だからです。まずは過去問に目を通して、どこをどの程度勉強すればいいのかを把握しましょう。出題される範囲にしぼって勉強することで、無駄がなくなり、短期間で効果的な学習ができます。

勉強時間は余裕を持ってできる範囲で

1日の勉強時間は毎日余裕を持って続けられる範囲で目標を設定してください。無理な目標を立ててしまうと、長続きせず、途中で挫折してしまう恐れもあるので注意してください。たとえば、1日に3時間勉強するという目標をたてた場合、「今日は3時間確保できないから勉強しない」という日が増えてしまい、なかなか目標が達成できずモチベーションも下がってしまいます。「1日5分~10分でもいいから勉強する」というように、毎日確実に達成できる目標を立てるようにしましょう。

参考書や問題集の選び方

参考書や問題集を購入する際には、いくつか注意するべきポイントがあります。どのような点に気をつければいいのか? 一つずつ見ていきましょう。

直近の法改正に対応しているか?

参考書や問題集はできるだけ新しいものを購入しましょう。危険物に関する法律は毎年のように改正されており、古い参考書や問題集ではまったく役に立ちません。最近では平成24年の4月1日に法改正されていますので、最低でも平成24年4月1日よりも後に発売されたものを選んでください。

詳しい解説は載っているか?

参考書はもちろん、問題集を購入する際も、詳しい解説が載っているものを選んでください。特に初心者の場合には、解説が雑な参考書では内容をしっかりと理解することは難しいでしょう。図解などを使ってわかりやすく解説されているものがベストです。

購入者の評価はどうなっているか?

その参考書や問題集を使って勉強した人がどれだけ合格しているのか? という部分も重要なポイントです。amazonや楽天などに掲載されているレビューを見て、口コミをチェックしましょう。実際に使用した人がどのような感想を持っているかを知ることで、無駄な購入を防ぐことが可能です。ただし、中には自作自演のサクラレビューが存在する場合もあります。別の商品に対してのレビューを書いていない単発ユーザーばかりが高評価をしている商品は注意したほうがよいでしょう。

参考書・問題集にはどんなものがある?

危険物取扱者乙種4類の参考書・問題集は各社からさまざまなものが出版されています。利用者から評価の高いものをいくつか紹介しましょう。

U-CANの乙種第4類危険物取扱者速習レッスン
資格講座でおなじみのユーキャンが発行している参考書です。イラストが豊富で初心者でもわかりやすい内容となっています。覚えにくい箇所にはゴロ合わせも掲載されているため、暗記が苦手な方には特にオススメです。

乙種4類 危険物取扱者試験
平成27年~24年に出題された過去問題が462問掲載された問題集です。実際に出題された問題+解説という構成のため、短期間で効率的に学習できます。よく出る問題を星の数で表しており、重要な部分がわかりやすいのもポイントです。問題はジャンル別に掲載されているため、苦手なところを繰り返し勉強したいときにも役立ちます。

鈴木先生のパーフェクト講義乙4類危険物試験
最新の出題傾向が中心にまとめられている参考書です。シンプルな構成で、まったくの初心者でもわかりやすい内容となっています。ただし、内容が厳選されているため、すべて出題範囲が網羅されてるわけではありません。余裕を持って合格を狙いたいという場合には、別の問題集を併用するとよいでしょう。

05. 05. 危険物乙4
取得までの流れ

それでは、危険物乙4を取得するにはどうすればよいのでしょうか? 危険物乙4の受験申し込みから合格までの流れを紹介します。

危険物乙4の受験資格は?

危険物乙4には受験資格はありません。そのため、年齢や学歴を問わず誰でも受験可能です。ちなみに、最年少合格者は当時7歳の少年で、乙4のみならず1~6類すべてに合格しています。

危険物乙4の試験日程は?

危険物乙4は各都道府県で定期的に開催されています。ただし、実施回数については地域によってバラバラです。東京都では月に3回程度行われていますが、中には年に2回ほどしか実施されていない県もあります。一般財団法人『消防試験研究センター』のサイト内にある『危険物取扱者』試験日程ページに試験日および受付期間が掲載されていますので、詳細はこちらをご確認ください。

危険物乙4の受験費用はどのくらい?

危険物乙4を受験するにあたってかかる費用は3,400円です。書面申請の場合は、さらに郵便局の払込料金がかかります。また、合格後には免状交付手数料として2,800円+郵送料が必要です。

危険物乙4の受験申し込み方法

危険物乙4の受験申し込み方法には『書面申請』と『電子申請』の2種類があります。それぞれ詳しく解説していきましょう。

書面申請

書面申請は、必要書類を用意して各都道府県の消防試験研究センターへ郵送する申請方法です。受験申請に必要な書類は以下となります。

1.受験願書(各都道府県の消防試験研究センターおよび消防本部で入手できます。)
2.別の危険物取扱者免状をすでに取得している場合は既得免状のコピー
3.郵便振替払込受付証明書(受験願書と一緒に配布されています。)

電子申請

電子申請は、パソコン・スマートフォンなど、インターネットを利用した申請方法です。試験手数料の払い込みにかかる手数料が無料となり、24時間いつでも申し込むことができます。試験手数料の支払いにはクレジットカード決済・コンビニエンスストア決済・ペイジー決済の3種類が利用可能です。

危険物乙4の試験内容

危険物乙4の試験内容は、『危険物に関する法令』『基礎的な物理学および基礎的な化学』『危険物の性質ならびにその火災予防および消火の方法』の3科目です。3科目の詳細は以下のようになっています。

危険物に関する法令

  • 消防法
  • 法令
  • 規則

基礎的な物理学および基礎的な化学

  • 基礎的な物理学
  • 基礎的な化学
  • 燃焼・消火の基礎

危険物の性質ならびにその火災予防および消火の方法

  • 第4類危険物の性質
  • 第4類危険物の特性
  • 第4類危険物の火災予防・消火方法

受験願書の提出日までに第4類以外の危険物乙種を取得している場合は『危険物に関する法令』『基礎的な物理学および基礎的な化学』の2科目が免除され、1科目のみの合格で資格取得が可能です。テスト方法は、5つの選択肢から答えを選んでマークシートに記入していく形式となっています。

合格基準はどうなっている?

危険物乙4は各科目の正答率60%以上で合格となります。各科目の具体的な出題問題数および合格基準は以下の通りです。

  1. 危険物に関する法令・・・15問中9問以上正解
  2. 基礎的な物理学及び基礎的な化学・・・10問中6問以上正解
  3. 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法・・・10問中6問以上正解

それぞれ60%以上正解する必要があり、1科目でも60%を下回った場合は不合格となってしまいます。

合格発表はどのように行われるの?

合格発表は一般財団法人『消防試験研究センター』のサイト内『試験合格者受験番号掲示』ページおよび各試験会場にて行われます。また、合否にかかわらず試験結果通知書が送付されますので、そちらで確認することも可能です。

合格後に必要な手続きは?

試験合格後は免状の申請をする必要があります。試験に合格しても、免状がなければ資格を持っていることにはなりません。免状の申請方法は以下の流れとなります。

  1. 合格通知と一緒に郵送された免状交付申請書に必要事項を記入します。
  2. 申請手数料2,800円分の証紙を貼ります。
  3. 証紙を貼った免状交付申請書を返信用封筒に入れ、380円分の切手を貼って簡易書留で郵送します。

免状交付申請期限内に届くように申請書を送れば、2週間から1か月ほどで免状が自宅に郵送されます。ただし、申請期限をすぎて郵送した場合には交付に時間がかかってしまうので注意してください。また、試験日から6か月をすぎて申請する場合には、撮影後6か月以内の写真が必要となります。

06. 06. 危険物乙4に関する
よくある質問

Q.住んでいる地域の受験日程とスケジュールが合わないのですが、他県で受験することはできますか?
A.お住まいの地域にかかわらず全国どこでも受験することができます。この場合、受験申請は受験を希望する地域へ出すことになりますので、間違えのないよう注意してください。

Q.不合格となって再度受験する場合、以前に出した書類で使い回しができるものはありますか?
A.前回の試験で使用した書類の再使用はできません。不合格となってもう一度受験される場合は、もう一度新しく願書を用意する必要があります。

Q.試験時間はどのようになっていますか?
A.試験時間は2時間です。試験開始から35分間は退出できませんが、それ以降は試験官の指示で途中退出ができます。

Q.乙種4類と同時に別の類を受験することはできますか?
A.乙種4類と同時に別の類を申し込むことはできません。ただし、乙種4類以外を受験される場合は支部によって同時受験が可能な場合もあります。

07. 07. 危険物乙4に関する
お役立ち情報・関連リンク

一般財団法人 消防試験研究センター
危険物取扱者資格試験を実施している『一般財団法人 消防試験研究センター』のサイトです。試験案内・試験日程の確認、受験申込の電子申請ができます。

株式会社 ユニバース・リサーチ
危険物取扱者試験の講習会・セミナー等を開催している『株式会社 ユニバース・リサーチ』のサイトです。サイト内で模擬試験を受けることができます。

危険物取扱者乙種第4類 過去問を制す!
危険物乙4の基礎知識やオススメの参考書・模擬問題集などが掲載されているサイトです。

合格体験記.com「危険物取扱者」一覧
実際に試験を受けて合格した人の体験談が多数掲載されているサイトです。

08. 08. 危険物乙4
まとめ

いかがでしたか? この記事では、危険物乙4を取得するために知っておくべき知識や資格取得対策について解説しました。危険物乙4の資格は、就職や転職・キャリアアップなど、さまざまな場面で役立ちます。この記事で紹介した内容を参考にして、危険物取扱者乙種4類の合格を勝ち取りましょう。

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