保育士として就職・転職する! 資格取得のコツを徹底解説!

保育士として就職・転職したい!
保育士の魅力や
資格取得のコツを徹底解説!

保育士は、かわいい子どもたちの世話をしながら成長を見守ることができる仕事です。女性の社会進出が進んだ結果、子どもの預け先として保育園の需要が急増しており、保育士不足が深刻になっています。今、保育士になることは社会に貢献する方法のひとつであるとも言えるでしょう。今回は、保育士として就職・転職を考えている人のために、資格取得のコツを徹底的に解説します。保育士になりたい人は必見です。

この記事を読むことで、保育士として就職や転職するために必要なことがわかります。また、資格試験に合格するためのコツも理解できるでしょう。さらに、保育士への理解が深まり、資格取得に向けてやる気もアップします。まずは、記事の内容をひとつずつ確認しながら読み進めてください。

01. 01. 保育士の
基礎知識を学ぼう

最初に、保育士の基礎知識を学びましょう。保育士になって活躍するためにも、詳しく知っておくことは有意義です。

保育士ってどんな仕事

保育士とは、保育園などの施設で子どもの保育を行うための国家資格もしくは職業を指します。子どもの保育を行う資格として、保育士と幼稚園教諭を混同しがちですが、両者にはさまざまな違いがあるのです。たとえば、保育士は厚生労働省の管轄で児童福祉法に基づいて職務に当たりますが、幼稚園教諭は文部科学省の管轄となり、子どもの教育が目的となります。また、保育士が担当する子どもの年齢は0歳児から就学前となる一方、幼稚園教諭は3歳児から就学前までです。

保育士の職務について

保育士には、職務がたくさんあります。いずれも、保育を安全・確実に行うために欠かすことができないものです。

  • 子どもに基本的な生活習慣を教える
  • 子どもの食事・着替え・排泄(はいせつ)など身の回りの世話をする
  • 食事マナーや集団でのマナーなどを指導する
  • 遊びや学びを一緒に行って心身の発達を促す
  • 保護者と連絡を取って子どもの成長を共に見守る
  • 園内行事の企画と実行
  • 教材の作成・管理
  • 園内設備の管理・清掃など

保育士の魅力

保育士には、多くの魅力があります。主なものについては、下記をご覧ください。

  • 子どもの成長を間近に感じることができる
  • 子どもの笑顔を見ることができる
  • 保育を通じて自分自身も成長できる
  • 子どもや保護者から感謝を受ける
  • 人の温かさに触れることができる

保育士の大変な点とは?

保育士は、大切な子どもを預かるため大変な点も多くあります。子どもは、言うことを聞いてくれないことが多く、統率することが難しいものです。また、体が小さくて免疫力が付いていないため、体調を崩しやすく目が離せません。さらには、人手不足による長時間労働の問題もあります。保育士は、責任があってやりがいがある仕事ですが大変なことは事実なのです。

保育士に関する最近の傾向・問題点

保育士は、長年「保母」という名前があったようにほとんどが女性でした。しかし、男女雇用機会均等法や男女平等の理念によって、保育士という名称に変わったのです。実際に、最近では男性の保育士も多くなっています。しかし、男性が進出してきてもなお、人材不足は解消できていません。保育所の開設には保育士が必要なのに、需要が供給に追い付いていないのが現状なのです。

02. 02. 保育士の
就職・転職について

保育士の就職や転職はどうなっているのでしょうか。現状を知っておくと、将来の就職活動や転職活動に有利です。

保育士の月給や待遇などについて

保育士の平均年収は、約300万円前後となります。長時間労働を伴うことを考えると、現時点では決して多い金額とは言えません。しかし、政府でも人材不足を考え、全体の給与アップになる制作を検討しています。待遇にかんしても、職場を選ぶことで土日休み・夜間勤務無しなど、自分の希望を叶(かな)えることは可能です。

保育士の求人・需要などについて

保育士は、常に人材不足です。そのため、求人数は多いので就職や転職に困ることはありません。結婚や出産で離職した人でも、歓迎してくれることでしょう。しかし、人手不足であっても誰でもできる仕事ではないのです。また、職場によって保育士に求めるものが異なるため、安易に就職・転職先を決めて失敗することもあります。求人数や需要の多さより、求人の中身をしっかり吟味することが大切です。

保育士の就職・転職に関するそのほかのこと

保育士の就職や転職は、ハローワークや求人雑誌を参考にするだけでは物足りません。保育士の求人を積極的に扱っている求人サイトなどを積極的に活用しましょう。求人サイトには、条件のいい非公開求人があります。非公開求人に応募するためにも、求人サイトへの登録を考えてください。できるだけ多くの求人に触れて、自分の理想とする条件に近いところへの就職・転職を目指しましょう。

03. 03. 保育士の
資格について

保育士の資格について、詳しく解説します。保育士になるための条件や専門学校などについて学びましょう。

保育士になるには?

保育士になるためには、以下の方法があります。

  • 保育士養成学校や専門学校などで所定の課程・科目を履修し卒業する
  • 保育士試験に合格する

社会人になってから保育士資格を取得するには、保育士試験の合格を目指した方が近道です。

保育士になるための専門学校について

保育士になるための専門学校・養成所には、下記のようなところがあります。

  • 保育士養成大学:4年間の専門教育・通学が必要
  • 保育士養成短期大学:2年間の専門教育・通学が必要
  • 保育士養成専門学校:2年から3年の専門教育・通学が必要
  • 保育士養成通信教育部:3年程度の専門教育・通学不用

仕事を持っている人は、昼間に集中して通うことは実質不可能です。その場合は、保育士養成通信教育部を利用することで、保育士資格の取得も夢ではありません。ただし、通信教育部は卒業するまで自分で学習管理をする必要があり、挫折しやすいので注意しましょう。上記の学校・養成所に関する詳しいことは、厚生労働省の指定保育士養成施設一覧を参考にしてください。

保育士の資格に関するそのほかのこと

保育士の資格は、試験を合格しただけでは不完全となります。実際に保育士として仕事をするためには、各都道府県知事への登録が必要です。登録後、知事から保育士証の交付を受けてはじめて保育士として活躍できるようになります。

04. 04. 保育士の
試験について

保育士の試験について、受験資格・試験内容や合格率など詳しく解説します。合格するためには、試験に詳しくなることも必要です。

保育士試験の受験資格

保育士試験は、以下の受験資格がある人が受験できます。

  • 大学院・大学・短期大学・保育系の専門学校を卒業した人
  • 大学に2年以上在学し所定の単位を取得した人
  • 高等専門学校・高等学校・中等教育学校を卒業し、かつ児童福祉施設で一定期間以上児童の保護に従事していた経験がある人

なお、大学院・大学・短期大学・保育系の専門学校を卒業見込みでも受験は可能です。ただし、合格した場合でも「仮合格」となります。「仮合格」の人は、卒業証明証などを提出することで正式な合格者として扱われるので注意しましょう。

保育士試験の試験内容と科目

保育士試験は一次試験として筆記試験(2日間)、二次試験として実地試験(1日)があります。一次試験は以下の9科目で、すべてマークシート方式です。

  • 社会福祉
  • 児童家庭福祉
  • 保育の心理学
  • 子どもの保健
  • 子どもの食と栄養
  • 保育原理
  • 教育原理
  • 社会的養護
  • 保育実習理論

なお、筆記試験は60%以上の得点で合格で、科目合格制です。一度合格した科目は受験年度を含めて3年有効となります。ただし、教育原理と社会的養護は同時合格している必要があるので注意しましょう。いずれかが不合格の場合は、翌年両方の科目を受験し直すことになります。

保育士試験の実地試験について

実地試験は、筆記試験の全科目を合格した人だけで行います。下記の3科目から2科目選択し、両方の科目でそれぞれ60%以上の得点で合格です。

  • 音楽表現に関する技術
  • 造形表現に関する技術
  • 言語表現に関する技術

保育士試験の免除について

保育士試験には、免除制度があります。たとえば、幼稚園教諭免許状を持っている人は筆記試験の「保育の心理学」と「教育原理」・実技試験を受ける必要がありません。また、幼稚園教諭免許状を持っている人にかんしては、以下の条件を満たすと全部の試験を免除され、保育士資格を得る特例があります。

  • 幼稚園などで3年以上かつ4320時間以上の勤務経験
  • 保育士養成施設で指定された特例教科目8単位を履修

保育士試験の合格率を確認しよう

保育士の合格率は、毎年15%前後です。10人受験して1人か2人の合格となると難易度は高いと言えます。合格するためには試験に特化した勉強が必要なのです。合格率の低さにひるまず、きちんと受験対策をしましょう。コツコツがんばれば、必ず合格できます。保育士になるためにも、気を引き締めましょう。

保育士試験の概要

保育士試験の概要は、以下のとおりです。しっかり頭に入れて、申し込み忘れが無いようにしてください。

なお、より詳しいことは「一般社団法人全国保育士養成協議会の保育士試験を受ける方へのページ」で確認してください。

保育士試験に関するそのほかのこと

保育士試験に関する疑問や質問は、「一般社団法人全国保育士養成協議会の保育士試験Q&Aページ」を参考にすると役に立ちます。よくある質問がカテゴリーごとに分けて載っているので探してみてください。掲載に無い場合は、フリーダイヤル(0120-4194-82)やメール(shiken@hoyokyo.or.jp)での問い合わせも可能です。

05. 05. 保育士試験の
勉強のコツを伝授

保育士試験に合格するためには、効率よく試験勉強を進める必要があります。具体的なコツを伝授しましょう。

保育士試験の勉強法について

保育士試験の勉強は、市販のテキストや講座を利用すると効率よく進めることができます。自分に合ったテキストや講座を探して利用しましょう。また、試験の傾向をつかむには、過去問の活用が必要不可欠です。過去問を繰り返し解くことで試験形式に慣れることもできます。市販のテキストや「一般社団法人全国保育士養成協議会の過去の試験問題ページ」から入手できるので活用してください。

おすすめのテキストや講座について

保育士試験におすすめのテキストや講座を紹介します。いずれも評判が高いものですから、参考にしてください。

2017年版 U-CANの保育士 過去&予想問題集
2016年12月発行の「2017年版 U-CANの保育士 過去&予想問題集」は、過去問からよく出る分野の問題を200選んで効率よく学習できます。2回分のオリジナル予想模試も付いているので、試験前に実力を試すことも可能です。

2017年版 試験対策のプロが書いた! 保育士合格テキスト&問題集 上巻
2016年11月発行の「2017年版 試験対策のプロが書いた! 保育士合格テキスト&問題集 上巻」は、コンパクトなサイズながらも試験に出る重要問題を重点的に理解できるようになっています。別冊の資料も試験によく出る部分がまとめてあり便利です。

ニチイの保育士試験対策講座
ニチイの保育士試験対策講座」は、保育士試験合格に特化した通信講座です。家にいながらにして、専門学校に通うのと同レベルの内容を学習できます。市販のテキストだけでは物足りない人は、考えてみるといいでしょう。

保育士の試験勉強に関する注意点

勉強法やテキストなど自分に合ったものを選ぶことが第一ですが、コツコツと続けることも大切です。たとえば、仕事や勉強の休憩時間や通勤や通学などのすき間時間を活用しましょう。1日10分ずつでも、試験に向けて勉強するのです。試験に絶対合格するという気構えが、最終的に合格に導くと考えてがんばってください。

06.  06. 保育士の資格に関する
よくある質問

最後に、保育士の資格に関するよくある質問に回答します。それぞれ大切な内容ですから、しっかり確認してください。

Q.保育士の資格は更新する必要がありますか?
A.保育士資格を取得し、資格証を受けた後の更新は基本的に必要ありません。一度取得したものは、半永久的に有効です。ただし、氏名や本籍地の住所が変更になった場合は、書き換え申請をしましょう。詳しい手続きの方法は、登録事務センターのページを参考にしてください。

Q.試験合格後はいつまでに保育士登録をする必要がありますか?
A.保育士登録に期限はありません。たとえば、保育士資格を取得しても保育士として働く必要が無い場合は、登録しなくてもいいのです。しかし、登録手続きを行って資格証が届くまでに2か月から3か月程度必要となります。保育士として働きたいときにすぐ働けるようにするためにも、早めに登録しておきましょう。

Q.昨年合格済みの科目を再度受験して合格した場合の有効期限は?
A.保育士試験では、合格した科目を再受験しても問題ありません。筆記試験で特定の科目を受験した場合、受験した年度を含めて3年有効になります。平成28年度に合格した場合は、平成30年度の受験分まで有効です。なお、再度受験し合格をすることで有効期限が伸びるため、平成29年度に合格した場合は、平成31年度までとなります。

Q.保育士資格を持っていると保育園以外にどんな就職先がありますか?
A.保育士は、保育園だけが職場ではありません。たとえば、児童養護施設や母子生活支援施設、企業内託児所や商業施設の一時保育ルームなど多岐にわたります。また、ベビーシッターとして働くことも可能です。保育士の資格を取得することで、さまざまな職場で働く可能性が高まります。

Q.保育士資格と幼稚園教諭資格の両方を取得するべきですか?
A.確かに、保育士資格だけでなく幼稚園教諭資格も取得しておくと、子どもの保育分野での活躍チャンスが増えます。できることなら、両方の資格取得にチャレンジしてみてください。しかし、働きながらの資格取得を目指す場合、まずは、保育士資格の取得を目指しましょう。晴れて保育士資格を取得できたときに、改めて幼稚園教諭資格の取得も考えてみてください。

07. 07.保育士
まとめ

今回は、保育士になるために必要なことや資格試験の合格のコツを解説しました。保育士試験に合格するためにも、効率よく学習することが大切です。そのためにも、過去問を繰り返し解いて試験の傾向をつかんでください。また、市販のテキストや講座をうまく利用しながら、試験当日まで計画的に学習を進めましょう。試験当日をベストの状態で迎えるためには、早めの学習スタートが余裕を生みます。保育士として活躍する姿を夢見て、がんばってください。

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