ガス工事に関する資格を取得したい! 種類や取得方法を解説

ガス工事に関する資格を取得したい! 種類や取得方法を解説

ガス工事とは、ガスの製造から供給までにかかわるガス工作物を設置したり撤去したりする工事です。建物や屋外の施設でガスが安全に使えるように工事を行ったり不要になった配管を撤去したりします。また、給湯器やガスコンロなど、ガスを燃料として使う器具を設置する工事にも資格が必要です。取得を目指している方も多いことでしょう。

そこで、今回はガス工事に関連する資格の種類や取得方法を解説します。

この記事を読めば、試験勉強の方法もよく分かるでしょう。ガス工事に関係する資格を取得したい方は、ぜひ読んでみてくださいね。

01. 01. ガス工事に
関係する資格

はじめに、ガス工事に関係する資格の種類について解説します。どのような資格があるのでしょうか?

ガス工事の種類

前述のとおり、ガス工事には、一般家庭で使われる燃料ガスの製造から供給までに関係する工事と、屋内で使うガス器具の設置工事があります。単に「ガス工事」と言う場合は、ガス会社が設置したガス管からガスを使用する施設内へガスを引っ張ってくる工事や、施設内でガスを使うことのできるようにガス管を設置する工事を指すことが多いでしょう。また、ガス管をはじめとするガス工作物の維持や運用も、ガス工事の一種です。

コンロや給湯器などを設置する工事の場合は、ガス器具設置工事と呼ばれることが多いでしょう。

ガス工事に関係する資格の種類

ガス工事に関係する資格には、

  • ガス主任技術者
  • 液化石油ガス整備士
  • 簡易内管施工士

があります。このうち、ガス工作物の設置工事や維持運用ができるのは、ガス主任技術者です。
液化石油ガス整備士は、プロパンガスを使用している家庭で、ガス器具設置工事を行うことができます。
簡易内管施工士は、都市ガスを使用している家庭でガス器具設置工事を行うことが可能です。
なお、液化石油ガス整備士簡易内管施工士は、ガス主任技術者の資格を取得していれば、講習を受講して資格を取得できます。そのため、まずはガス主任技術者の資格取得を目指すことが一般的です。

ガス主任技術者の種類

ガス主任技術者には、甲・乙・丙の3種類の資格区分があります。

  • 甲種:ガス工作物の工事・維持及び運用
  • 乙種:最高使用圧力が中圧及び低圧のガス工作物の工事、特定ガス発生設備等にかかわるガス工作物等の工事、維持及び運用
  • 丙種:特定ガス発生設備にかかわるガス工作物の工事、維持及び運用

以上のように、資格区分ごとにできる工事が限られているので、覚えておきましょう。

ガス主任技術者は、ガス工事を行う会社だけでなくガス機器の点検整備などを行う会社からも需要があります。また、取得しておけば転職などにも有利でしょう。

高圧ガス製造保安責任者との違い

高圧ガス製造保安責任者とは、高圧ガスを製造したり取り扱ったりしている場所で保安監督業務を行うことのできる資格です。石油コンビナートや高圧ガスを使う冷凍機械を設置してある施設で需要があります。ただし、高圧ガス製造保安責任者の資格を取得していても、ガス工事を行ったり維持運用をしたりすることはできません。また、ガス主任技術者の資格を取得していても、高圧ガスの製造に関係する保安監督業務を行うことはできないのです。同じガスがつく資格ですが、混同しないように気をつけましょう。

02. 02. ガス主任技術者の
資格取得方法

この項では、ガス主任技術者の資格取得方法を解説します。どうすれば取得できるのでしょうか?

ガス主任技術者を取得する方法

ガス主任技術者を取得するには、日本ガス機器検査協会が主催する試験を受けて合格する必要があります。受験資格は定められていません。学歴・職歴・性別・年代問わずに受験可能です。試験の内容は、

  • 法令
  • 基礎
  • ガス技術(製造・供給・消費)

以上、3科目の択一式問題と、法令・ガス技術の論述問題があります。どの資格区分でも試験科目に変わりはありません。択一式問題は300点中180点以上の得点で合格、論述問題は70点中20点以上で合格です。ただし、法令は25点・基礎は15点・ガス技術は30点以下ですと、その時点で不合格になりますので注意しましょう。
なお、科目合格はありません。1科目でも不合格になったら次の年は全科目再受験になります。

試験の申し込み方法

ガス主任技術者の試験は、毎年9月にすべての資格区分が同日に行われます。ですから、複数の資格区分を同年に受験することはできません。いきなり甲種から受験してもかまいませんし、丙種から取得してステップアップしていく方もいます。毎年5月頃、日本ガス機器検査協会のホームページ上で願書の入手方法などが発表されますから、確認しておきましょう。電子申請は行っておりません。受験費用は12,700円です。資格区分による差はありません。

なお、受験会場などは毎年8月頃に協会のホームページで発表になります。

試験の難易度や勉強方法のコツ

ガス主任技術者の合格率は、甲種12%程度、乙種17.5%程度、丙種26・5%となっています。やはり上位資格ほど合格率が低くなっていますので、甲種を受験する方は1度程度の不合格であきらめずに勉強を続けてください。勉強方法は、独学か通信教材の利用が主です。参考書は、日本ガス協会のホームページで販売されています。模擬問題集はネットショップや書店でも購入可能です。勉強は暗記と論文作成が主ですので、独学に自信がないという方は通信教材を利用しましょう。通信教材ならば、模擬問題を解いて郵送すれば、添削してもらえます。特に論文の試験対策に役立つでしょう。

03. 03. ガス工事の資格に
対するよくある質問

Q.液化石油ガス整備士は、試験を受けても取得できますが、講習とどちらがよいでしょうか?
A.試験は実技もありますので、講習を受講できるのならば講習の方がおすすめです。

Q.ガス主任技術者になると、昇給などはありますか?
A.もちろんです。昇給だけでなく昇進ものぞめるでしょう。

Q.ガス主任技術者の上位資格はありますか?
A.管工事全般の監督業務を行うことのできる管工事施工管理技士という資格がありますので、実務経験を積んだらチャレンジしてみましょう。

Q.ガス工事を行う場合は、重機などが使えた方がよいですか?
A.いいえ、大がかりな工事の場合は重機を扱うオペレーターも参加しますので、無理に取得する必要はありません。

Q.無資格でもガス工事は行えますか?
A.ガス主任技術者の監督下でしたら可能です。

04. 04. ガス工事に関する資格
まとめ

いかがでしたか? 今回はガス工事に関する資格について解説しました。 液化石油ガス整備士や簡易内観施工士の資格を取得しているだけでも仕事に役立ちますが、ガス工事を一生の仕事にする場合は、ぜひガス主任技術者の資格を取得しましょう。受験資格はありませんので、ガス工事の仕事に就いてすぐに受験する方も珍しくありません。

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